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小児科外来スペース壁面デザイン

 このたび、大分大学医学部附属病院小児科外来スペースの壁面をデザインをさせていただきました。一昨年、同じく小児科の入院病棟の空間を、おさるやぞうなどたくさんのどうぶつで飾らせてもらいました。
 今回はそれに続くかたちでお話をいただいたので、テーマを「水族館」として海のどうぶつたちで展開しました。診察室の扉にはカラフルな聴診器をつけたイルカやペンギンが、壁面には水槽の中からのぞくマンボウやアザラシなどの海のどうぶつが、カラフルなリングとともに展開しています。プレイルームの大きな壁にはパズルを海に見立てて、その中を遊ぶ海のどうぶつたちを描いています。テーマが海なので、冷たい感じになりすぎないように色の選び方にも配慮しました。
 病院というセンシティブな空間ですが、不安を抱えて訪れる子どもたちやその家族の方の気持ちを、少しでも和らげられるような空間になればと思いながら制作しました。
 先日、たまたま見てくださった方から「動きが自由などうぶつのように、病気を抱える子どもたちもそんな風になれたらいいなぁ、と思って見ました」というお話を聞きました。とても嬉しい言葉でした。絵を見ていろんなことを想像して、ほんの少しでも前向きな気持ちになってくれたらこんなに嬉しいことはありません。
※写真は施工時の様子です

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top>news>2017.04.22